2023年5月18日

　鳥取県倉吉市小鴨シニアクラブ協議会（会長北村隆雄さん）研修会が5月18日、小鴨コミュニティーセンターで開催され鳥取看護大学准教授小石真子さんの講話を聴きました。
　コロナのために日常の行動制限が本格化したころ、小鴨シニアクラブ協議会では人のつながりや健康維持を図ろうとハガキ出し運動に取り組みはじめました。その後、様々な取組が展開されていきます。詳しくは下記アドレスで取材記事をご覧ください。
　このなかで鳥取看護大学及び鳥取短期大学の協力は大きな力となり、その中心的な役割を担っているのが小石准教授です。住民対象のアンケートで明らかになったことは、ハガキ出し運動は一方通行の取組ではなく双方向の活動であり有意義なこと、JST版活動能力指標で分析すると小鴨地区の人たちは社会参加は全国標準値に比べ極めて高いことなどを話しました。
　また、慣れ親しむ小鴨音頭を活用し、新たに3番を作詞し振付には介護予防体操を取り入れたことで愛着のあるフレイル予防体操が出来上がったこと、小鴨シニアクラブ健康手帳では日々の記録の記入により毎日の区切りがついて良いとの感想があり、住民の要望を入れてより活用しやすい健康手帳を検討していくことなどの報告がありました。小石准教授は9月に開催される日本老年行動科学会で発表予定です。
　北村会長は「毎月開催のおがもカフェや小鴨コミュニティーセンターの活動がマッチし、住民の生活がスムースにいっている。取り組んできたことが全国に広まることを期待したい」と話していました。
写真の説明：集合写真の右から5人目が小石准教授、6人目が北村会長です。
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