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ハガキ出し運動から健康増進・フレイル予防へ   小鴨シニアクラブ協議会

2022年3月29日

 2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大防止で外出自粛が続くなか、小鴨シニアクラブ協議会は高齢者等が家に居て人とのふれあいもなく、体を動かさずにいると認知症が忍び寄る恐れがあることから「ハガキを書くことは脳を活性化するし、郵便ポストまで歩いて投函することは運動になる」と「ハガキ出し運動」を始めました。
 このたび、この運動をきっかけとして小鴨地区の高齢者の健康活動、生活自立の実態や生活満足度を調査し、今後の健康づくりや介護予防活動へと展開していく協定を、3月29日、小鴨コミュニティセンターにおいて、小鴨シニアクラブ協議会北村隆雄会長と鳥取看護大学小石真子准教授との間で交わしました。
 まず、小石准教授が中心となり小鴨地区の高齢者のみなさんにアンケート調査を実施します。ハガキ出し運動開始後の体操やウォーキング行事への参加状況、趣味・サークル活動の実施状況、生活の満足度等の調査を実施し、「小鴨地区版の健康手帳」を作成します。手帳には地域情報や健康運動、小鴨音頭(後述)の振付図などを入れる予定ですが、地域の方々の意見を取り入れた手帳を作成します。
 小鴨音頭は昭和40年代に創作され小学校の運動会等で披露される地域に密着した踊りで、今回北村さんの作詞で3番を作成しました。「光り輝く大山と清き流るる小鴨川 ホンに小鴨はよいところ・・・」と郷愁を感じさせる歌詞ができあがりました。これから鳥取短期大学の協力により振付と音楽を制作し、鳥取看護大学により踊りの効果を明らかにしていきます。
 コロナ禍で日常生活が制約されるなかで生まれたハガキ出し運動。NHK「所さん!大変ですよ」や新聞等でも取り上げられ、今井出版より「コロナに負けない新時代『ハガキ出し運動』爆走中」が出版と注目をされ活動を続ける運動が、高齢者の健康づくりやフレイル予防へと新たな展開が始まります。

北村隆雄会長と小石真子准教授

「コロナに負けない新時代」(今井出版)

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