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手紙はひらかなで決まる         西垣小夜子さん

2019年4月09日

 鳥取市の勤労青少年ホームで春の教養講座が始まりました。4月9日夜は実用ペン字教室がスタートし、シニアバンク登録の西垣小夜子さん(日本教育書道研究会漢字師範)が「手紙が書けるまで」を指導しています。
 教養講座は鳥取市教育福祉振興会が春夏秋冬の四半期ごと、3か月単位で開いており、材料費がいる華道や茶道を除いて受講料は無料です。35歳以下の働いている人ならだれでも参加でき、年間延べ300人が受講しているそうです。
 今年の春は①骨盤メンテナンス②実用ペン字③リワインドセラピー④書道⑤華道⑥バランストレーニング⑦茶道―の7教室が開かれています。実用ペン字には15人が参加しました。3年前から鳥取市役所の文化交流課で働くドイツのアンドレコヴィッツ・マリーさんもいます。流ちょうな日本語で「日本語上手に書きたい」と張り切っています。
 教室は鉛筆の持ち方と書く姿勢の指導から始まりました。「鉛筆の先が見えるように持ちましょう」「右胸の前で書きましょう」と西垣さん。次いでカタカナ、ひらかなの手本を見ながらポイント解説。「ほとんどの手紙の文字は漢字が3割、ひらかな7割。ひらかながきれいに書けると、美しい手紙になります」と、ひらかなの反復練習を勧めました。
 西垣さんによると、ひらかなは漢字をもとにつくられており、「あ」は「安」、「い」は「以」、「う」は「宇」など、それぞれのルーツを知ることでバランスの良い字が書け、「う」「お」「な」「ふ」「む」などの点の位置は決まっているそうです。
 次回は短い文章や封筒、はがきの書き方などを学びます。こんな教室を4回重ねて、6月には美しい手紙が書けるようになる運びです。
 教養講座の問い合わせは勤労青少年ホーム☎0857-24-1702へ。

西垣小夜子さん

実用ペン字教室のみなさん

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