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「前進-決定版碧川かたの生涯」出版記念講演会   碧川かた研究会

2023年3月18日

 碧川かたの生涯を綴った『前進-[決定版]碧川かたの生涯-』の出版を記念し講演会が3月18日、鳥取県立図書館で開催されました。
 碧川かたは「赤とんぼ」を作詞した詩人・三木露風の母で、女性参政権運動などに尽力した鳥取市出身の社会運動家です。出版したのは碧川かた研究会(会長四井幸子さん)、かたをNHK連続テレビ小説の主人公にするため活動しています。
 講演会では四井さんのほか、研究会特別顧問の内田克彦さん、かたの最初の嫁ぎ先であるたつの市の「たつの史談会」会長志水豊章さんが講演しました。みなさんが本書を執筆されています。
 碧川かたは社会運動家として著名ですが、実は細かなことはよく分かっていません。このため5年前に研究会を発足し「これまで22回の研究会を開催し、会報も24回出した。フィールドワークでかたの足取りを確認する地道な取り組みを重ねた」と四井さんは言います。内田さんは「碧川かたを多くの人に知ってもらうため紙芝居を制作し読み聞かせ会を行っている。また、現地調査も重視し、ゆかりの地や墓・寺等も個々に調査した」と、かたの93年間の足取りを丹念に調べてきたとの報告がありました。
 志水さんは「たつの市では、碧川かたを朝ドラのテーマにしようと千人の会員で取り組んでいる」と熱心に語りました。
 今回出版された書籍は、調べ切れていない情報を残しながらも、碧川かたの生涯と、碧川かた研究会の活動の成果が盛り込まれた読み応えのある一冊です。是非、お手に取り読んでいただくと満足いくものに仕上がっています。
 書籍の紹介:『前進-[決定版]碧川かたの生涯-』小取舎、1100円。県内書店でお求めいただけます。
 写真の説明:出版された「前進 決定版碧川かたの生涯」。人物写真は執筆者の3名 右から内田克彦さん、四井幸子さん、志水豊章さん。講演会の様子。紙芝居の読み聞かせ会(2021.10.2鳥取市歴史博物館やまびこ館)の様子です。

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