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「咲い地蔵」も冬支度 和傘の張替え

2022年12月08日

 鳥取県米子市の加茂川に架かる覚証院橋のたもとで微笑む咲い(わらい)地蔵にかけられた和傘(色番傘)が張り替えられ12月8日、披露されました。
 制作を担当したのは淀江傘伝承の会代表の山本絵美子さん。「お地蔵さんには赤色が似合う。縁起が良く桜の花が咲くころまでお地蔵さんをお守りする」と言います。青谷産の因州和紙に亜麻仁油など3種の油を塗り仕上げており、年に3回張り替えるそうです。
 咲い地蔵を管理する「咲い会」の住田済三郎さんは「咲い地蔵は唯一祠(ほこら)のないお地蔵さん、これで温かく年を越せる」とお地蔵さんに微笑みかけていました。
 咲い地蔵は昭和59年、石彫家清水洋一氏が制作しました。傍らには仏教詩人坂村真民氏の筆による「念ずれば花ひらく」の歌碑も建立されています。
 地蔵信仰が根付く米子市には加茂川沿いに30を超えるお地蔵さんがいらっしゃいます。地蔵をめぐって「札打ち」をし、お守りいただく風習が現在も息づいています。

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