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本づくりは普段の活動から始まる   北村隆雄さん

2022年11月03日

 今井印刷主催の「本活のススメ」講演会と相談会が11月3日、鳥取県倉吉市上井町の新日本海新聞社中部本社ホールで開催され、これまで5冊の本を出版している小鴨シニアクラブ協議会会長の北村隆雄さんの体験発表がありました。
 北村さんが執筆した本はコラム集3冊と、明治時代に稲作革命をおこした倉吉市小鴨出身の中井太一郎が考案した中耕除草機「太一車」に関する本、小鴨シニアクラブ協議会が取り組む「ハガキ出し運動」に関するものです。
 北村さんは地元小鴨シニアクラブ協議会の会長です。毎月開催される「おがもカフェ」では、地域で活動する団体の発表、文化・歴史講演、音楽会など、好奇心を持ち面白いことを探している北村さんの実行力で盛り上がっています。
月刊誌環境ジャーナルに20年間に渡りコラムを執筆していますが、これはある会合で偶然に隣り合わせた人が発行人だったことがきっかけで「人との出会い」を大切にし「とにかく、やってみる」という考えがコラム集発刊となったものです。
地域の誇るべき人物中井太一郎が忘れられていることを淋しく思い、小鴨の人たちが自身を持てるように「太一車」を発刊しました。
コロナ禍での希薄になった人間関係や運動不足の改善を目指した「ハガキ出し運動」は他県でも取り組み始めています。
好奇心をもち実行していく気質が、北村さんにとっては本をつくることに繋がっていることを感じるお話でした。

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