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親子の愛情溢れるドキュメンタリー映画上映   黒坂フェスタの会

2022年10月15日

 10月15、16日、鳥取県日野町公民館で、「いのちと暮らしの映画祭」が開催されました。毎月日野町黒坂でイベントを開催する黒坂フェスタの会(代表梅林敏彦さん)の主催です。
 15日には「ぼけますから、よろしくお願いします」、16日には「屋根の上に吹く風は」が上映され、「ぼけますから、よろしくお願いします」の午後の部に参加しました。
 東京でドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター信友直子氏が、45歳の時に乳がん発症、ユーモアたっぷりの母の愛情で人生最大の危機を乗り越えたことをきっかけに父と母の記録を撮り始める。監督・撮影・語りはすべてひとり娘である信友直子氏。
 広島県呉市に二人で暮らす両親。認知症を発症した妻を介護するため95歳の夫は家事を始める。林檎をむいたこともない父だが「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」と。住友直子氏は「両親の記録を撮ることが自分の使命」と思い始め「泣きながら撮った1200日の記録」が、正真正銘のドキュメンタリー映画になっています。
 母の認知症は進行し「なんで分からんようになるんかねえ。迷惑かけるね、ごめん、ごめん」という母。「運命、定めだ」という父。老々介護の大変さが記録されている映画ですが、それよりも娘の手により日常が「そのまま」記録されたことに大きな驚きと、親子の愛情を感じる映画でした。
 約60人が鑑賞しましたが、「襟を正して」1時間40分の映画に集中していたのが印象的でした。

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