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2022年9月07日
淀江傘伝承の会会長山本絵美子さんの講演会が9月7日、鳥取県米子市淀江中学校であり、淀江傘の歴史や製作工程について学びました。淀江傘は昨年伝承200年を迎え、淀江和傘伝承館、山陰歴史館等で記念行事が開催され多くの市民がお祝いしました。
和傘製造最盛期には日本4大和傘産地の一つと謳われた淀江傘ですが洋傘の普及により1984年には全ての製造業者が廃業、伝統の技術を廃れさせないために地元有志が「淀江傘伝承の会」を立ち上げました。70以上の工程、「桔梗飾り」の艶やかな装飾の技術は、今では山本さん他数人で受け継がれています。
地元淀江中学校は1972年から「淀江中学校傘踊り」を始め50年の歴史があります。9月17日の体育祭での全校生徒による傘踊り披露に向け8日には踊りに使う傘の修繕をしました。山本さんは「伝統技術を受け継ぐ職人が生まれてくれればうれしい」と話していました。