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上方落語の大名跡 六代目桂文吾襲名   桂文吾さん

2022年6月25日

 鳥取県を中心に活躍する落語家桂小文吾さんが上方落語の大名跡六代目桂文吾を襲名し、その披露公演が6月25日、米子コンベンションセンターで行われました。約1800人の文吾ファンらが会場に詰め掛け会場はお祝いムード一色に包まれました。
 桂文吾さんは1937年に京都で生まれ、15歳の時五代目桂文吾に入門し高座に上がっていましたが、20歳のときに役者として宝塚新芸座に参加、その後、米子市にある皆生温泉ヘルスランドに就職したという異色の経歴の持ち主です。落語から離れた桂文吾さんでしたが、桂米朝の励ましを受けて落語家に正式に復帰、中海テレビへの出演、米子落語会開催、米子市児童文化センターでは子ども向けの落語教室を続けています。
 とっとりいきいきシニアバンクの登録者である桂文吾さんのところには公民館等から高座や講演の依頼が多く、大活躍していただいています。
 上方落語会から桂文枝、桂春団治、桂小文枝、森乃福郎、露の新治と錚々たる師匠方が駆け付け、高座に口上にと来場者を楽しませてくれました。
 85歳の名跡襲名は異例中の異例、口上のなかで桂文枝師匠は「85歳で襲名とは何を考えてんのか」といじりながら「人生100年、15年はがんばって」とお祝いの言葉がありました。他の師匠方からも桂文吾さんの経歴や逸話を交えながら笑いのなかでお祝いの言葉は続きました。
 桂文吾さんは古典落語「天災」を披露、年齢を感じさせない話芸に会場のみなさんは大満足の様子でした。桂文吾といえば1時間半はかかる古典落語の大ネタ「らくだ」が有名で、秋以降には「らくだの会」を開く予定と、ますますの活躍を誓いました。

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