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コナンとともに12年   青山剛昌ふるさと館前館長 石田敏光さん

2022年6月15日

 青山剛昌ふるさと館前館長石田敏光さんの講演会が、6月15日、倉吉市小鴨コミュニティセンターで開催されました。アニメに特段の興味もなかったという石田さんですが、名探偵コナンとは「人の縁で結ばれた」と話します。
 名探偵コナンの作者青山剛昌氏は鳥取県北栄町(旧大栄町)出身ということで「青山剛昌特別展」や「名探偵コナン展」を開催し人気を博していました。そして2007年3月18日に「青山剛昌ふるさと館」がオープンし国内外から20万人を超えるファンが来館する人気施設となりました。
 石田さんが館長になったのは2010年、開館から3年たっており当初の開館景気は落ち着き、来館者が増えない。「とにかく知名度を上げなければと必死だった」と当時を振り返ります。そして「小さくてもいいからイベントをやり続け」て話題を提供し知名度は徐々に上がっていったといいます。
 そして、その取り組みは鳥取県のまんが王国とっとり建国、国際マンガサミット鳥取大会の開催やJR西日本の名探偵コナン鳥取ミステリーツアーと連携し、青山剛昌ふるさと館には直筆の原画展コーナーの開設や人気のターボエンジン付スケートボードアトラクションの開催等、来館者に楽しんでいただく工夫を重ねていきました。
 国外からの来館者は約1割、なかには地球の裏側のアルゼンチンやチリから30時間以上かけて来てくれたり、1週間ぐらい鳥取に泊まって毎日来てくれる方もいらっしゃったそうです。石田さんは「外国人に話しかけると6割は日本語で返事をしてくれる」「日本語はアニメで覚えた」と言われることが多く「アニメは日本の文化として大きな影響力をもっている」と話します。
 「だれにでも話しかける」という石田さんからは、ほかにもいろいろとっておきのお話を伺いました。人との縁があったからこそ青山剛昌ふるさと館は地域活性化や観光振興の中心に成長しましたが、その中身は謎として残しておきます。

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