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碧川かた没後60年記念事業開催   四井幸子さん

2022年1月16日

2022年1月16日
 碧川かた没後60年を記念し「碧川かた没後60年記念事業 碧川企救男とかた、そしてその家族たち」が1月16日、米子市文化ホールで開催されました。
 碧川かたは「赤とんぼ」の作詞者として有名な三木露風の母です。禁酒運動、女性参政権運動などの社会活動家として精力的に活動した女性で、鳥取市のわらべ館横には顕彰碑が建てられています。
 かたの夫碧川企救男は米子市出身のジャーナリスト、鳥取中学から早稲田大学に進学し小樽新聞論説記者として財閥の土地収奪、アイヌ民族への迫害など社会問題を鋭く暴いた人物です。1902年に結婚後、婦人活動家かたを支え、映画カメラマン碧川道夫を育てました。
 第1部はカンヌ映画祭グランプリ受賞作品「地獄門」の上映、この作品の技術監督が碧川道夫です。映画撮影技術を通して、監督の構想や脚本内容をフィルム上に映像化する映像技術部門の最高責任者です。
 大映にとっても初の「総天然色映画」で世界的にも珍しく、東洋的なストーリーも注目されグランプリ作品となったそうです。
 第2部は碧川かた研究会代表の四井幸子さんが紙芝居「赤とんぼの母」を朗読、かたの激動の半生と息子の露風、勉との別れと再会等を中心に紹介しました。「鳥取県を舞台に!歴史大河ドラマを推進する会」では碧川かたを朝ドラの題材とする活動を続けています。
 終了後にはパネル展示に多くの方が訪れ熱心に見入り、キャプションを時間をかけて読んでいました。来場者のお一人は「碧川かた、企救男のことは知らなかった。鳥取の誇りであり多くの方に知ってもらいたい」と話していました。

四井幸子さん

記念事業チラシ

大型スクリーンに映し出された紙芝居

パネルに見入る人たち

碧川かたを朝ドラに

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