とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
0857-59-6336
お問合せ お気に入り

HOME活動紹介

亀井さんで西因幡おこし   亀井さん検定実行委員会

2021年2月21日

 戦国時代、鳥取市の千代川左岸(西因幡)を治めた鹿野城主・亀井茲矩(これのり)をテーマにした亀井さん検定ができ、2月21日に国民宿舎山紫苑で初の検定試験(初級編)がありました。44人が受験し、32人が合格しました。今後中・上級編検定を続け、西因幡を売り出すことにしています。
 亀井茲矩(1557~1612年)は、主家・尼子家再興を目指して山中鹿介とともに羽柴秀吉勢に加わって奮戦し、関ケ原の戦いでは東軍にくみして戦国時代を生き抜いてきました。江戸時代の初め、亀井家は島根県津和野にお国替えになります。鹿野にいたのはわずか37年間でしたが、西因幡の人たちは今でも「亀井さん」と呼んで親しんでいます。
 小藩(3万8千石)ながら、日光池や湖山池の干拓、大井手用水の開削、ご朱印船貿易、ショウガや茶や海女漁、ウグイ突きなどの導入、白兎神社の創建、敬老会の創設など国づくりに熱心に取り組み、多くの功績を残したせいでしょう。
 この〝亀井さんイズム〟に学び、西因幡の再発見と地域おこしを進めようと、郷土史や地域ガイドのグループ、観光・行政関係者などが集まり、亀井さん検定実行委員会(廣田敬祐委員長)が発足。昨年9月の入門編(鹿野城下町巡り)に続いて、検定試験を行いました。
 受験したのは9歳~79歳の県民44人。大半は地元、西因幡の人たちでしたが、米子市からの参加もありました。設問は3択方式で20問。参加者に事前に配布されたガイドブックのなかから問題が出されました。「亀井茲矩は歌と踊りでコンコノ城を落としたと言われ、鹿野にはその踊りが伝わっています。踊りの名は」「亀井茲矩は殖産興業を進めるため『村々切らざる木』のお触れを出しました。お触れに書かれていない木は」など。合格者32人のうち、13人が満点でした。
 亀井さん検定実行委員会によると、令和3年度に中級編、4年度に上級編の検定を実施するそうですが、検定合格のカギは西因幡にときどき出かけるとともに、道の駅西いなば気楽里や鹿野往来交流館童里夢などが発信する情報に関心を寄せることにあるようです。

亀井さん検定中(山紫苑)

亀井さん検定採点スタッフ

桜の春を待つ鹿野城址

亀井さん検定満点の人に贈られた亀井さんグッズ

一覧に戻る