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暮らしに芸術を   福島多暉夫さん

2021年2月05日

 米子市のフォトアーティスト・福島多暉夫さんの作品展「今にいきる フォトアート2021」が2月7日まで丸京庵市民ギャラリーでありました。3月16日からは倉吉市文化活動センターで開かれます。
 福島さんはJPA日本写真作家協会会員、米子市写真家協会名誉会長。個展は5年ぶり14回目です。今回はデジタル技術を駆使したアート写真45点を展示しました。写真の記録性や写実性に創造性を加えて表現するのが福島さん流で、写真家ではなくフォトアーティストに徹しています。
 今回も驚きの作品が並びました。例えば「砂丘」。まるで壁のようにそびえたつ鳥取砂丘の馬の背が大きく写しだされ、その大きな壁に向かって人が挑み、登っているようです。鮮やかな観光客の服の色で作品を明るくし、スケールアップさせる演出が心憎いばかりです。そんな不思議な感覚にとらわれる、楽しい個展です。
 福島さんのモットーは「暮らしに芸術を。創作は楽しく」です。写真は中学時代から始め、楽しむことを追求していたら、「写真とともに生きていた」そうです。米子写真家協会を率先してつくり、平成12年から「とっとり花回廊の写真コンクール」を支援しているほか、地元をテーマにした写真カレンダーづくりを毎年進め、地域貢献しています。
 近年は「県民だれもが文化芸術に触れられるように」と、鳥取県のど真ん中・倉吉市に県立美術館を設ける運動に取り組みました。その県立美術館は2024年の開館目指して、いよいよ倉吉未来中心の隣接地で建設が始まります。

作品を説明する福島さん

「砂丘」 前日まで2日間の大雨が、この日は雨上がりのスッキリした好天、沢山の観光客で賑わった。

「弥山陽光」 大山の頂上

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