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神戸で冬の祭典       石田一高さん・福本弘文さん

2020年12月12日

 鳥取市の桃の里・神戸地区の公民館で12月12日夕、かんど冬の祭典があり、マジックや落語やマリオネットの上演などで楽しいひと時をすごしました。
 神戸公民館の冬の祭典はクリスマス前の恒例行事です。地域挙げて公民館をイルミネーションで飾り、ブタ汁などを食べながら演芸を楽しみ、住民の交流に役立てています。シニアバンク登録の芸達者たちもゲストで招かれ、イベントを盛り上げていますが、この冬はコロナ禍とあって、飲食は中止になり、演芸の観覧と子ども花火だけになりました。
 シニアバンクから出演したのは、マリオネットの石田一高さん(劇団どんぐり代表)と福本弘文さん(麒麟でいっぱい代表)。石田さんはマリオネットで、かわいい女の子のリコーダー演奏や尺八名人・アンクルTERUさんの尺八演奏、お藤ばあさんの長生き音頭、ダンゴ虫ダンスを次々に繰り出し、観客は大喜び。お藤ばあさんが「100歳になってお迎えが来たら、追い返せ」と客席を回ると、大人たちは手をたたいてうれしそう。子どもたちは石田さんの指導でマリオネットの動かし方を体験しました。
 福本さんは7年がかりで作った因幡の麒麟獅子舞のマリオネットを紹介し、笛とカネのおはやしに合わせ、16本の糸を繰って舞う獅子舞を演じました。福本さんによると、麒麟獅子舞は因幡の138カ所の神社に伝わっているものの、舞い手不足などで減りつつあり、伝統芸能保存のために、舞い方などを伝えるマリオネットをつくったといいます。
 手さばきや話術が得意の石田さんはマジックもたしなみ、スカーフやお札やロープ、リングなどを使って手品も披露。新聞紙が千円札に、さらに1万円札に変わっていくと、会場から大きな拍手が起こっていました。小学2年生の男の子は、ステージにくぎ付けでした。
 落語もあり、舞台歴9年という市内タクシー会社役員の山田稔哉さん(39)は、「動物園」という題材で笑いの大切さを説いていました。
 江山学園PTA副会長の山本賢璋さんは、今年春に閉校した神戸小学校110年の足跡をスライドで紹介し、卒業生は1,652人だったと報告していました。

猩々を操る福本弘文さん

ロープ・マジック(右が石田一高さん)

みんなでダンゴ虫ダンス

お藤ばあさん

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