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サヨナラ、かよう会    吉田茅穂子さん・門脇康一さん・平家六栄さんなど

2020年11月08日

 鳥取市を中心に活動する芸術文化の異業種集団「かよう会」が結成30年になり、市文化センターでサヨナラ・イベントとして記念展を開きました。11月7日には紙芝居、8日にはギター演奏で盛り上がりました。市民は新たな集団の誕生を期待しています。
 かよう会は1991年の結成です。絵や書や詩や音楽など芸術文化の力を信じる自遊人の集まりで、最盛期には40人ほどの会員がいて、隔月で例会をもち、情報交換し、それぞれの活動を支え合い、励まし合ってきたといいます。
 2代目会長の吉田茅穂子さんによると、会が触媒になって、会員の新しい活動や連携事業が生まれるなど異業種らしい大きな成果があったものの、会員の高齢化で出席率は下がり、例会ではいつものようにリセットの必要性を話し合い、タイミングを探ってきたといいます。不易流行は世の習いです。
 そのタイミングが結成30周年記念展です。吉田会長は日本画、清末忠人さんははく製、稲垣晴雲さんは書、紙原四郎さんは切り絵、森文枝さんはちぎり絵、桜井郁枝さんは洋画、初代会長の須崎俊雄さん(故人)は花房睦子さんの詩を板に書作しました。会員の渾身の作品25点が並びました。
 これらの作品が並ぶ会場で、平家六栄さんは紙芝居「はだしのゲン」を上演し、山陰ギター協会長でもある門脇康一さんは獣医師・細井亨さんとともにギター演奏を行い、多くの市民が鑑賞しました。
 門脇さんらのギター演奏は「ロンド」「禁じられた遊び」「シルクロード」など8曲あり、市民は一流の演奏に聴き入っていました。門脇さんは曲の合間に話題提供して会場を和ませましたが、それによると、指を駆使するギターは脳を刺激するので、健康によい楽器として見直されており、東京などでは品薄状態が続いているそうです。門脇さんは12月5日にも鳥取空港コナンホールで50周年リサイタルを予定しています。
 吉田会長は「ここで一区切りをつけ、また新しい親睦会が生まれることを願っています」と、今後の展開に期待していました。

門脇康一さん

ギター2重奏を楽しむみなさん

かよう会の30周年記念展

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