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鳥取落語会スタート    桂小文吾さん

2020年10月25日

 鳥取落語会が10月25日、鳥取市のパレットとっとり市民交流ホールでありました。米子市の落語家・6代目桂小文吾さんが弟子の桂吾空さん(鳥取市)や桂一門とともに開いたもので、これを皮切りに鳥取落語会を定期開催したいと張り切っています。
 桂小文吾さんは京都市出身。落語や役者活動後、皆生温泉で働き、そのまま定住。25年前に落語家に復帰し、米子市児童文化センターで子どもたちに落語を教えるとともに、米子市や伯耆町などの高齢者とともに福祉劇団「笑劇座」をつくり、指導しています。上方落語協会会友。
 桂吾空さんは鳥取市出身。東京で大学生活を送り、立川談志の孫弟子から小文吾師匠のもとに移籍しました。現在、中海テレビに出演中で、「鳥取といえば、桂吾空と言われるようにがんばる」がモットーです。その第1歩として小文吾師匠や桂一門の協力で鳥取落語会を開きました。
 協力したのが桂小文枝師匠(旧・きん枝)一門の桂ちきんさん、桂小きんさん。ちきんさんは三朝温泉で1カ月ほど、すみます芸人を務め、誘客にひと役買った経歴の持ち主。ちきんさんは小文枝師匠の孫で、吾空さんと同い年です。2人は吾空さんの晴れの門出を得意の持ちネタで祝いました。
 吾空さんはうどんの食べ方が面白い「ときうどん」、小文吾師匠はおはこの「鯉ぬすと」をそれぞれ披露し、満員の客席に笑いを届けました。中入りではお楽しみ抽選会もあり、鳥取の寄席は大盛り上がりでした。第2回鳥取落語会は来年3月6日(土)に開くそうです。
 小文吾師匠によると、来年1月11日(成人の日)に米子市淀江町のさなめホールで新春寄席、2月6日(土)に倉吉市の豊田亭で立春寄席を予定しているそうです。鳥取県の落語文化が元気づいてきました。

桂小文吾さん

桂吾空さん

たくさんの笑いでににぎわった鳥取落語会

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