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人それぞれに味がある     かわにしよしとさん

2020年7月01日

 市報「くらよし」に4コマ漫画が登場、7月号から連載が始まりました。倉吉市にUターンした漫画家の作品です。8月6日には「まんが似顔絵トーク&トランペットLIVE」を開いて、「まんが王国とっとり」に弾みをつけます。
 漫画家は、かわにしよしと(本名・川西義人)さん。1948年生まれ。読売新聞に長く似顔絵や政治漫画を描いてきました。カルチャーセンターの似顔絵講師。70歳にして「いろいろくにのいろいろさん」で絵本作家としてデビューしました。日本漫画家協会会員。
 かわにしさんによると、絵の世界へ進んだのは、小学生時代の担任教師だった板画家・長谷川富三郎さん(故人)のほめ言葉がきっかけです。大山や牛など故郷の景色を描き続けました。美術大を目指して浪人中、アルバイト先で仕事をするうちに、現代童画会展などに入選。歌手のアグネス・チャンの似顔絵が評価され、読売新聞で仕事が始まったといいます。「週刊文春」の4コマ漫画で活躍した高橋春男さんや直木賞作家のねじめ正一さんらと交遊してきたそうです。
 似顔絵のポイントは目と口、それに顔の輪郭にあるそうで、それぞれの絵に品格がにじみでるといいます。品格が感じられない絵は、作者の力量不足と断じます。「人それぞれにエネルギーがあり、味がある。日本人は総じて優しい」とも。似顔絵は美しく描くのが基本だそうですが、政治家は「目立ってなんぼ」の世界。癖のある人こそ描きやすく、茶化すほど喜ばれるそうです。
 かわにしさんのUターンを機に、倉吉市は「ふるさと納税」(1万円以上)の返礼品に似顔絵を加えて寄付を呼び掛けています。併せて市報「くらよし」に4コマ漫画の連載を始めました。かわにしさんも「くらよしかすり」ちゃんの新キャラクターを誕生させ、倉吉市PRのお手伝いに乗り出しました。
 「まんが王国とっとり」の応援団・まんが似顔絵市民フォーラム(河本義永代表)も、かわにしさんに似顔絵を描いてもらい、それを名刺に刷り込み、県内外で使ってもらう運動を始めました。似顔絵入りの名刺100枚で6千円。「ふるさと創生」が願いだけに、55万県民全員が対象です。事務局は倉吉シティホテル内。
 その名刺交換、交流の場として、市民フォーラムは8月6日夕、倉吉シティホテルでかわにしさんとトランペット奏者・田中みつとしさん(北栄町)による「コロナに克つ! まんが似顔絵トーク&トランペットLIVE」を開き、コロナに負けない「まんが王国とっとり」の気勢を上げます。

かわにしよしとさん

かわにしさんと「くらよしかすり」ちゃん

4コマ漫画「くらよしかすりちゃん」(市報くらよし7月号から)

三朝温泉

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