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帯をアートに!        グループさくら

2020年6月29日

 タンスに眠っている帯でアート作品をつくろう―鳥取市の米里公民館で6月29日、帯アートの体験教室があり、参加者は持ち寄った帯でバラや扇などをつくり、楽しみました。
 講師はグループさくら(山根政恵代表、5人)のみなさん。粘土細工作家の山根教子さんらが4年前に立ち上げました。海外で帯アートに取り組む人がいることを知り、日本人も知らん顔はできないと仲間を誘い、普及に乗り出すことにしました。モットーは「思い入れのある帯に、はさみを入れない」です。グループ名の「さくら」は仲間のお孫さんからとりました。その目線の向こうには和文化の拡大があります。
 近年は着物を着る機会が減りました。それに伴い、帯もタンスに眠ったままです。それが帯アートへの活用で、光が当たり始めました。ひと工夫すれば、帯が扇子やバラや鶴亀の置物、壁掛けなどになり、店のディスプレーや部屋のインテリアなどに利用できることが分かりました。
 山根代表によると、作品展などをすると、いろいろな世代の帯や〝思い出〟が集まり、まるで帯が会話しているような気分になるそうです。グループさくらは鳥取らしく、因幡の白うさぎや亀づくりを研究し、挑戦することにしています。
 今回の体験教室には住民10人が参加しました。それぞれ思い出が詰まった帯や帯締めを持参し、帯の柄や模様を考えながら、「ああでもない」「こうでもない」と、無心に作品づくりに励みました。
 参加者は「初めは難しいと思ったけど、やり始めたら意外とできた。見本はあるけれど、それぞれ全く違った仕上がりになり、それが人と違っておもしろい。世界に一つの作品ができてうれしかった。違った帯でまた挑戦してみたい」と話していました。

山根教子さん、山根政恵さん

参加者たちの作品

帯アート「鶴」

熱心に取り組む参加者

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