とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
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倉吉・打吹山下で生涯現役まつり②

2019年9月22日

  ◆シニアはじける音楽祭
 
 午後はギターを抱えて全国を講演して回る方言シンガーの石川達之さん(湯梨浜町)が出演。人気の中部のおばちゃんシリーズは、消費税増税前とあって、「大売り出し編」を演奏しました。林かおるさんは高田拓人さんとデュオを組んで、ピアノとバイオリンでジャズを披露。林さんとゆかりのある葉加瀬太郎のヒット曲「情熱大陸」も届けました。
 ところで、シニアバンクは60歳になると、だれでも登録できます。また、団体の場合も60歳以上の人がいれば登録でき、老・壮・青助け合って活動できる仕組みになっています。浅田倫宏さんと岡嘉之さんの〝120歳オーバー〟の2人がつくる赤瓦ジョニーも出演し、島倉千代子の「愛のさざなみ」を見事にカバー、大受けでした。県中部や米子市の音楽仲間でつくるバンド、ブルー・レイズ(丸田克孝代表)は演歌で盛り上がりました。
 音楽祭のなかほどで、鳥取県のNHK大河ドラマ候補に選ばれた倉吉市出身の明治時代の老農・中井太一郎物語の紹介がありました。太一郎は「田植え定規」や「太一車」を開発して、日本に美しい田園風景を広げるとともに、米づくり農家をつらい雑草取りから解放した人です。
 この郷土の偉人を脇坂幸司さんは講談で、太一郎の生誕地・小鴨地区のみなさんは演劇でそれぞれ紹介しました。演劇はプチ・カナール合唱団(青木千秋代表)がアメリカ民謡を替え歌にして、郷土には三太郎(浦島太郎・金太郎・桃太郎)に負けない太一郎がいることを歌と踊りで表現しました。ホールは出演者の応援団が押しかけ、観客であふれました。
 新たなランドマーク「打吹回廊」が誕生して、倉吉銀座商店街(小林健治理事長)も勢いづいてきました。井上裕貴専務によると、中部地震いらい若者が中心になって結束が強まり、春・夏・秋まつりが盛り上がり、組合員は地震前を上回る63店に増えて経済産業省のはばたく商店街に選ばれ、白壁土蔵と災害復興が縁になって倉敷市の商店街と姉妹縁組を結ぶことになったといいます。この10月の秋まつり(福高祭)で調印式を行う運びで、新たな挑戦、まちづくりが始まりそうです。期待しましょう。

石川達之さん

かおる・拓人デュオ

赤瓦ジョニー

ブルー・レイズ

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