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日野川の良さ伝えよう         石丸なつ子さん

2019年6月08日

 日野川の源流と流域を守る会(松村順史会長)は6月8日、伯耆町と日野町で写真塾を開きました。日野川やその流域の魅力を発信する人づくりがねらいで、石丸なつ子さん(鳥取県写真家連盟運営委員)が指導しました。鳥取県社会福祉協議会・とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」共催。
 日野川の写真塾は開講4年になります。最下流の境港や日野川河口から年々さかのぼり、今年は伯耆町・間賀の滝、日野町・滝山公園の龍王滝を訪ねました。曇天、雨のあいにくの天候でしたが、米子市内などから8人が参加しました。
 間賀の滝は鎌倉山のふもと、蛸舞神事の奇祭で知られる福岡上代神社から1kmほど入ったところにあり、「知る人ぞ知る」秘境です。源流と流域を守る会の会員、安達住建(安達哲也社長)の所有地で、大小15の滝や遊歩道、山荘、茶室、バンガローなどが整備されています。江戸時代はたたら製鉄が行われていたといいます。参加者は安達社長のガイドで滝めぐりを楽しみましたが、圧倒される水量の滝や人工池に咲くスイレン、遊歩道を歩く沢ガニなどにカメラを向けていました。
 ツツジが終わった滝山公園は緑を増して杉並木が見事です。参加者はその枝に着生し、白い花を咲かせているセッコクを見つけて、望遠レンズで収めていましたが、鉢植えなどに利用される珍しい花だそうです。石段を登りきると瀧山神社。その境内奥には怪談話が伝わる龍王滝があります。絶景ポイントは落石注意で立ち入りできなかったものの、高さ70mの大滝は迫力がありました。
 石丸さんは「曇りで陰影がつかない時は、写真は撮りやすいけれど、平面的になってしまいます。色の強弱をどうつけるか。写真の中に何かを加えるなど、切り取り方を工夫してください。人間の目は左右に2つあるように、写真は横の構図が基本です」などとアドバイスしていました。

石丸なつ子さん

間賀の滝めぐり

滝山公園の杉並木で写真撮影

龍王滝

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