2019年4月28日

　若桜町の若桜鉄道・若桜駅で４月２８日、蒸気機関車（ＳＬ）をピンク色に塗り替えて「春色まつり」があり、キャラクターショーやステージショー、若桜名物のグルメテント、打ち上げ花火などでにぎわいました。
　若桜鉄道のＳＬが期間限定でピンク色になるのは２０１６年からで４回目。鉄道や地域の活性化、話題づくりが狙いで、平井伸治知事も応援に駆け付けました。今年も全国から大勢の鉄道ファンや家族連れが訪れ、ポケモンのキャラクターとともに春色のＳＬを記念撮影していました。
　若桜鉄道では観光列車に転用できるよう、列車を次々に更新、グレードアップしており、２０１８年のブルーの「昭和」号に次いで、この３月には柿色の「八頭」号を導入。「隼」号もラッピングをリニューアルしました。２０２０年春には新しく「若桜」号も入ってきます。
　これらの列車で「春色まつり」にやってきたみなさんは、ピンクのＳＬへ、アンパンマンショーへ、ピンクのたい焼きや豚肉、ジビエなどが並ぶ名物グルメテントへと急ぎ、若桜駅は人であふれました。
　ステージにはシニアバンク登録の「ミンミンｃｈｉｅと森のくまさん」バンドも出演しました。八頭町の薬剤師・西村知英子さんと石川昌則・平田達也さん（いずれも鳥取市）の３人組です。西村さんは若桜鉄道の応援ソングをつくっており、これまでに「若桜めぐり」「こころのふる里昭和」「カーネギーホーム丹比」「柿色列車八頭号」など７曲を発表しています。いずれも、ほっこりとさせるフォークソングで、ミンミン（三弦ギター）という和製楽器と澄んだ歌声で会場に幸せな気分を届けました。