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モーツアルトと幸せ運動       杉原弘一郎さん

2019年2月20日

 湯梨浜町高齢者クラブの東郷支部女性研修会が2月20日、羽衣会館であり、日本音楽熟成協会理事長の杉原弘一郎さん(米子市文化財団理事長)が「健康生活にチャレンジしましょう」と呼びかけました。約80人が聴講しました。
 日本音楽熟成協会は2003年夏に誕生しました。モーツアルトの音楽がヒトの右脳開発に有効と気づいた杉原さんが仲間とともに始めた活動です。モーツアルトの楽曲をバナナやトマトジュース、日本酒、ニワトリなどに聴かせたり、会社や工場のBGMで流したりすると、おいしくなったり、産卵率が向上したり、ミスやストレスなどが減ったりするそうで、鳥取県内300の事業所が活動に参加しているといいます。
 杉原さんは熟成協会の現状を報告するとともに、右脳にはモーツアルトの楽曲にとどまらず、小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、木々のささやきなどの自然の音に加え、4,000~8,000ヘルツの高音の演歌も良いそうで、「健康のために、大いに歌いましょう」とカラオケを勧めていました。
 話は食べ物や体の健康へ。高齢になると、食べ過ぎに注意し、1食抜くのが消化や体に良いようです。杉原さんは朝4時に起きて1時間ほど自宅で運動するそうで、猫背にならないように、両手を真っすぐにして後ろ向きに200回ほど力強く振るそうです。その時の掛け声が「ついてる! 幸せ!」。参加者は早速、杉原さんの指導で「幸せ運動」を実習しましたが、会場は大声とともに元気になりました。
 杉原さんによると、史上最強の食べ物は6片ニンニクとエゴマ油。ニンニクは2~3分ゆでるだけで、臭気が抜け、成分そのままの食べやすい健康食品になるといいます。玄米、大豆、小豆あん、熱かんの日本酒など体温を上げる食品がお勧めで、体温を36.5度以上に保つとがん予防になるらしいと話していました。
 最後に杉原さんは、「牛乳を飲んで筋肉を強くするのは大切だが、隣の人に親切にすること」が長生きの秘訣と説き、「奥様にはありがとうを忘れないで。心の持ち方はいつも前向き」と強調していました。

 ※写真上:杉原弘一郎さん

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