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美しい音色で感謝        箏・てまり会

2018年7月22日

 箏や三弦など和楽器の普及活動を続けている箏・てまり会(菊弘瀬恭子代表)は7月22日、鳥取市のとりぎん文化会館で結成25周年を祝ってコンサートを開き、進化する邦楽を披露しました。およそ800人が鑑賞しました。
 箏・てまり会は平成4年、当道音楽会の大勾当(大師範)・菊弘瀬恭子さんの教室生などで結成。和楽器、邦楽の普及振興を目的に5年おきにコンサートを開いてきました。会員は年々増え、小学生から80歳代までおよそ30人。コンサートも6回目となりました。
 今回のコンサートには菊弘瀬さんの師匠、沢井箏曲院教授で邦楽音心会主宰の石垣清美さん、当道音楽会の大勾当で菊祇会会長の菊伊祇京子さん、それに尺八の二代石垣征山さんが応援出演。いずれも国内外で活躍する邦楽の名手たちです。県内からは、ぐるーぷ絲音や県三曲協会、鳥取ベンチャーズの宮部兼寿さんらが賛助出演しました。
 演じた楽曲は全10曲。若手の「湧き出づる力」で始まり、お正月メロディーの定番「春の海」、源氏物語を題材にした「新浮舟」と続き、観客を雅の世界に誘いました。美保公民館の子ども箏教室の4人も出演し、お姉さん会員の応援で「四季の日々より秋の日」を見事に演奏しました。
 後半は近代的な音色で多彩なアンサンブルが続きます。石垣清美さんが独奏した「箏のための協奏曲ファンタジア」は、息づまるような熱演で客席は圧倒されました。フィナーレは阿波踊りをモチーフにした「阿波の風」。総勢41人が箏、三弦、尺八、太鼓で大地を踏みしめるような祭りばやしで大団円を迎えました。
 菊弘瀬代表は「箏が続けられ、感謝の気持ちでいっぱい。これからも子どもたちに伝統楽器を広め、美しい音色を残していきたい」と話しています。和楽器に興味、関心がある方は菊弘瀬代表へ(電話0857-24-4531)。

 ※写真上:箏・てまり会代表の菊弘瀬恭子さん

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