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奥日野よいとこ、てんこ盛り      松本利秋さん

2017年11月12日

 「日野軍秋の陣」のオシドリ観察と雲海・「八つ墓村」ロケ地散策(鳥取県社会福祉協議会とっとりいきいきシニアバンク共催)が日野町であり、オシドリグループ会員でカメラマンの松本利秋さんがガイドしました。鳥取市や米子市などから30人が参加し、奥日野ならではの景観と味を楽しみました。
 メニューは晩秋の奥日野の名物・日野川のオシドリと明地峠の雲海観察、それに新米コシヒカリのおにぎりと「ジャブ汁」、ニホンミツバチのハチミツたっぷりのホットケーキ試食と盛りだくさん。
 イベントは早朝のオシドリ観察からスタートしました。オシドリは鳥取・山形・長崎の県鳥。10月ごろやってきて4月にはシベリアへ帰る渡り鳥。日野町根雨の日野川は、冬には千羽以上も集まる生息地で、観察小屋も設けられています。松本さんによると、毎年、全国の野鳥ファンからオシドリ好物のドングリがどっさり送られてくるそうです。朝8時までが最適な観察時間といいます。
 続いて向かったのが国道180号線の明地峠(標高690m)。明地トンネル手前に展望駐車場があり、ここから雲海ごしにながめる南大山がカメラマンの人気スポット。松本さんによると、大山が雪をかぶり、近くの山々で紅葉が進む11月下旬までが撮影の最適シーズン。時間は朝6時半~10時ごろ。前日に雨が降るなど大地が潤い、翌朝暖かくなると、写真のように雲海がしっかり発生し、遠くに南大山の頂が浮かび上がって来るそうです。
 残念ながら、今回のイベントでは好天続きで雲海は見られずじまい。松本さんらは展望所周辺のクヌギ林を切り開いて撮影ポイントを整備中で、4月~5月の春の雲海に浮かぶ青山も見ものですと再挑戦を勧めていました。
 この明地峠からの下界のながめが、40年前の大ヒット映画「八つ墓村」(横溝正史原作、昭和52年の松竹映画)に使われたシーン。当時は峠の近くに「八つ墓明神」や豪邸などのセットが設けられ、炎上するなど話題を集め、「祟りじゃー」が流行語になりました。出演したのは渥美清さんや萩原健一さんら。その撮影現場を松本さんが案内しました。
 イベントの最後は真住公民館で、郷土料理の「ジャブ汁」や天然ハチミツなどのふるまいがあり、ニホンミツバチの会の柴田春己さんが採取した糖度80度のハチミツをホットケーキにたっぷりかけていただくなど、参加者は奥日野の自然の恵みを心ゆくまで味わいました。

 ※写真上:松本利秋さん

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