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川柳は自分という人を読む        政岡日枝子さん

2017年9月21日

 江府町の高齢者大学・明徳学園(98人受講)は町内の防災情報センターであり、日本海新聞柳壇選者の政岡日枝子さん(鳥取県川柳作家協会理事)を講師に招いて川柳を学びました。
 受講生は課題句と自由句をあらかじめ提出し、添削を受けながら身近で、奥深い川柳の世界を楽しみました。課題句は「鈴」がテーマ。登下校する孫たちの鈴、クマよけの鈴、猫の鈴、傘踊りの鈴、過ぎた夏の風鈴などが登場。
 政岡さんは「川柳は五七五が基本だが、中七を守れば、こだわらなくてもよいですよ」「川柳などの短詩文芸は言葉を省くことに意味がある」「川柳は風景ではなく人を読むもの。人は自分です」などと解説し、指導しました。
 自由句になると、登場する川柳は自由奔放。「猪に馬鹿にされてる山の里」「少子化を嘆く議員も高齢者」などに会場はどっと沸きました。政岡さんが「天」に選んだ最高傑作は「傘に鈴江尾十七夜勇壮に」(佐々木節子さん作)と「八十路発終着駅は未だ彼方」(景山幸夫さん作)でした。

※写真上:政岡日枝子さん
 写真下:川柳の添削指導を受ける江府町・明徳学園のみなさん

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