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2024年4月09日
鳥取自然写真の会(代表時本景亮さん)の第2回会展が4月9日から15日まで、鳥取市南隈のコミュニティプラザ百花堂で開催されています。
同会は自然を愛おしみ畏怖する思いを写真作品として表現することを目標に活動しています。自分が意図する画像を得るのは容易ではありませんが、その苦しみを楽しみながら研鑽しています。
代表の時本さんは「長年展覧会をしているが、こんな写真展は初めて」といいます。会員それぞれが個性的でこだわりがあり、魅力的な写真展になったようです。野山を巡り植物の写真を撮る上田康恵さんは34枚の「私の花たび」を出展、接写で撮影した作品は自然のなかで健気に咲く花々を鮮やかに映し出しています。その横に展示されている作品は東本史郎さん作でサルの作品を中心にコピーで変色させ、既成概念に捕らわれない不思議な世界を醸し出しています。
牛島秀爾さんは、森の息遣いを感じきのこや変形菌などの微生物をとおして森の姿を見ています。土橋鷹秋さんは、登山の途中で突然霧のなかに現れた木を撮影した幻想的な作品を出展されています。時本さんは「ブナの森」の画題で2作品を出展、シャッターを切りながらカメラを動かす技法や多重露出を駆使した作品は森や木々の神秘性を表現しています。
撮影技法や各会員のこだわりなどを熱心に質問し、写真談義が盛り上がっていました。是非ご覧いただいてはいかがでしょうか。
写真の説明:展覧会の様子、代表の時本景亮さんです。