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2022年11月18日
「車椅子避難基礎講座」が11月18日、鳥取県倉吉市小鴨コミュニティセンターで開催されました。主催は小鴨シニアクラブ協議会(北村隆雄会長)、講師は災害食レスキュー1149代表の田中廣さんです。
「JINRIKI」は東日本大震災後に長野県で開発された「車椅子けん引補助具」で、人力車やリヤカーを思い浮かべるとイメージできます。車椅子の前部に装着することにより、災害時の避難を始め、観光や日常の移動・買い物時のバリアフリー化を可能にします。
田中さんが用意したわずか1cm、2cmの段差を3人で車椅子を持ち上げ越えようとしても難しいですが、JINRIKIを装着すると70代後半の女性ひとりで引っ張って超えることができました。この女性はその効果に驚きながら「車椅子を持ち上げられると怖かったが、JINRIKIを使うと安定感がある。これがあると安心できますね」と述べていました。
JINRIKIの普及活動を進めている田中さんは「災害時の車椅子利用者や高齢者、視覚障がい者、疾病者などが安全に避難するために大きな効果があることは理解してもらえるが普及させることが課題。車椅子利用者など必要な人が声を上げることが必要」と言っていました。
写真の説明:人物写真は田中廣さん、他は講座の様子です。