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2022年5月15日
5月15日、倉吉観光MICE協会主催の「旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデー」が開催されました。少人数のグループや個人で参加したみなさんに観光ガイドが説明することにより旧倉吉線廃線跡の魅力を何倍も楽しんでもらう企画です。
ウォーキングコースは関金都市交流センターを起点とする5.3kmです。観光ガイドは福井千尋さんと高塚勝さんのお二人で、どちらもこのコースの魅力を知り尽くしたベテランです。
40名と参加者が多く2班に分けて関金都市交流センターを出発、関金温泉の歴史文化の説明や蒜山三山、自生植物の説明を聞きながらの散策は関金の魅力が満載、そしていよいよ廃線跡、レールが残るコースとなります。
旧泰久寺駅でヘルメットと懐中電灯を受け取り、鉄道や観光関係メディアでもおなじみの竹林に延びる廃線跡の散策です。最初に目にするのはレール上に覆いかぶさるような烏山椒(カラスザンショウ)の大木です。根はレールや枕木を持ち上げ「38年前には汽車が走っていたとは思えない」迫力を感じます。なんでもこの木は成長が早く、このような景色ができあがるそうです。
そして、竹林のなかに延びるレール上を歩きます。レールの間に生えている竹は現在2本で1本が枯れてしまいました。新しい芽生えを期待しイノシシに食べられないよう養生しましたが、残念ながら今シーズンは生えてきませんでした。レールの両側に高く伸びた竹林の上に見える空、差し込む光は「きれい、美しい」とみなさんを唸らせる、この散策の醍醐味です。
福井さん、高塚さんは「5年前は知られていない場所だったが、今は廃線跡ブーム、ここは『日本一美しい廃線跡』と言われています」「富山や山梨、福岡など県外からもいらっしゃいます」と話していました。
10組ほどのグループとすれ違いましたが「近くなのに知らない。先日のテレビ番組(六角精児の呑み鉄本線・日本の旅)を見てきました。いいところですね」と倉吉在住の女性グループは楽しそうでした。
「旧国鉄倉吉線廃線跡ウォーキングオープンデー」は6月19日、9月18日、10月16日、11月20日にも開催されます。詳しくは倉吉観光MICE協会にお問い合わせください。