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2022年2月20日
2月20日に「倉吉文藝」第66号が発刊され、あわせて倉吉文芸賞等3賞の表彰状伝達式が倉吉市交流プラザで開催されました。
倉吉文藝は「詩、短歌、俳句、自由律俳句、川柳、随筆・評論、創作・戯曲」の7部門からなり、今号には248人、1186点の作品が集まりました。鳥取県中部地区で活動する約30の団体からは「推薦部門」への応募、個人で創作活動をしている方など誰でも応募できる「応募部門」で構成されています。
今号では、大賞の倉吉文芸賞に8人、奨励賞に9人、佳作賞に15人が受賞され、表彰状の伝達が行われましたが、コロナへの感染防止のため各賞ごとに時間を分け、かつ、会場内で受賞者が着席、整列することもなく「味気ない伝達のみ」となりました。そんななかで鳥取短期大学の2名が応募し受賞したことは若い世代の参加となり明るい話題です。
倉吉文芸編集委員会の福井伸一郎委員長は「高校に文芸部がなくなった」と嘆いていました。受賞者に話を伺うと「倉吉文藝は数少ない発表の場、応募が生きがい」「受賞を目標に創作活動を続けてきた。5冊買って配るんだ」と、文芸の魅力を感じることができます。若い世代にも参加して欲しいと感じました。
福井委員長は「タスキを繋いていくことが大事」といいます。昭和28年に始まった「倉吉文藝」が、若い世代を含め文芸を楽しむ場となることを願っています。