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2020年12月08日
「コロナに負けるな」と、はがき出し運動を続けている倉吉市の小鴨シニアクラブ(北村隆雄会長)は、「届きそうなの小さなはがき」という応援歌をつくり、12月8日に小鴨公民館で発表会を開きました。カラオケCDをつくり、歌とともに、はがき出し運動を広げるといいます。
作詞したのは北村会長、作曲は元高校の音楽教師・佐々木道也さん(湯梨浜町)です。小さなはがきに思い出や明日の夢や地球の平和を託し、ポストに入れる気持ちを表したもので、佐々木さんはだれもが口ずさめるよう、ゆっくりしたテンポで明るい曲に仕上げました。佐々木さんによると、鳥取県中部出身の音楽デュオ・ペペが歌ってくれることをイメージしてつくったといいます。
発表会にはシニアクラブの会員約20人が出席しました。佐々木さんの指導で「届きそうなの小さなはがき」をハミングし、応援歌の完成を祝いました。佐々木さんはよし笛で「里の秋」などを披露し、シニアクラブの活動にエールを送りました。
シニアクラブのはがき出し運動は今年4月から始まったものです。コロナウイルスの感染拡大防止で外出自粛が求められ、それに伴って出会いや交流が減り、運動不足になりがちです。そこで会員が友人や知人や孫などにはがきを書き、ポストに入れに行くことで、心と体のダメージを取り除こうと取り組んでいます。
「コロナに負けるな」というはがき出し運動。スマホやパソコンの普及で、手紙やはがきを出す機会が減っているだけに、はがきの文面を考えたり、絵手紙に挑戦するきっかけにもなるなど、県内外で運動が広がりつつあります。
県内のあちこちの図書館では、手紙の書き方や絵手紙の作り方などのコーナーが誕生しているほか、NHKの「所さん!大変ですよ」やFM東京の「サンデーズポスト」などの全国放送にも取り上げられ、鳥取県発の元気イベントとして成長しています。