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2020年8月08日
鳥取市の道の駅・西いなば気楽里で8月8日、竹の風車手づくり教室があり、大勢のご婦人や家族連れでにぎわいました。
教室を開いたのは竹の風車同好会(岸田輝男代表)。3月の春休みに開く予定でしたが、コロナ禍のため、夏休みに延期しての開催です。道の駅のおすすめ商品を買えば、無料で教室に参加できる仕組みで、先着50人が挑戦しました。
指導したのは元教員で生涯学習コーディネーターの西上洋治さんです。西上さんは父親譲りの作り方で、真竹や黒豆や色紙などを使って、風車づくりを紹介しました。ポイントは4本の竹ひごで編む玉づくりですが、右編み、左編みで風車の回転が逆方向になるから不思議です。この2つの風車の先に色紙を張り付け、黒豆などを使って真竹にセットすれば、出来上がりです。竹ひごの編み方は西上さんのホームページ「三国山の風の館」に載っているので、ご覧ください。
参加者は色紙の張り付けや細長い真竹へのセットなどに取り組みました。それぞれ30分ほどで仕上げると、さっそく風通しの良いところで風車を回しました。仲良しグループのお母さんたちは、「玄関に飾ろうか、よく回るのでクーラーがある居間にしようかしら」などと大はしゃぎでした。西上さんによると、近年は指先を使う機会が減っているせいか、玉づくりの過程で指をこむら返りさせる子どもや学生が多いそうです。
岸田代表は「昔は竹で風車やスキー、そうけ(ざる)などを手づくりしていたものです。今は代用品があり、買ってすましているので、竹林は荒れる一方で、やっかい者になってしまいました。竹製品をもっと使えば、竹林の手入れも進むのでしょうが」と、竹の活用を訴えていました。