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2020年6月11日
鳥取市の智頭街道に工芸作家が集まる「川端巣箱(かわばたすばこ)」があります。開設1周年を記念して6月11日まで、CRAFTみんなの猫展があり、たくさんの市民でにぎわいました。
川端巣箱は智頭街道と川端通りの交差点のそば、鳥取銀行の前にあります。かつての薬局を改装して、令和元年春にオープンしました。手づくり工芸の振興とファンづくりを目的にできました。前田富美子さん(パッチワーク)、紙原四郎さん(切り絵)、刈込由紀さん(ラタンバスケット)、柿田隆さん(木工)―の4人が日替わりで教室を開いているほか、女子会グループなどに利用されています。
巣箱ができて1年。さらに多くの仲間が飛び立てるようにと、山根教子さん(粘土)、田原正文さん(陶芸)、梅津油彩さん(墨彩画)も加わり、7人で猫展を開くことにしました。杉の木でつくった猫のしっぽ、石粉製の猫の貯金箱、細密な猫の切り絵、猫の耳がついた籐かごなど、猫にまつわる個性豊かな作品が集まりました。
みんなの猫展はコロナウイルスに伴う外出自粛が緩和された後の開催とあって、市民がどっと押し寄せ、1週間の展示即売期間は昼食も取れないほどにぎわったそうです。
世話役の紙原さんは「毎年2回程度、テーマを変えて合同展を開き、手づくり工芸ファンを広げるとともに、ワークショップに参加する人や機会を増やしていきたい」と話していました。