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2019年12月01日
米子市の中心市街地再生に向けて、米子髙島屋の東館がまんがミュージアムやサウナなどを備えた複合施設「GOOD BLESS GARDEN」に生まれ変わりしました。これを記念して米子髙島屋は12月3日まで、シンボルフラワーのバラをテーマにしたイベントを開き、大勢の人でにぎわいました。
イベントを企画したのは書家の森田尾山さん(伯耆書院主宰)。県西部の芸術家でつくる「薔薇ばらの会」(木村和範会長)やバラの愛好者が集まる「米子バラ会」(小林徳成会長)はじめ、とっとり花回廊や米子花商協同組合、米子花卉生産者協議会などバラに縁のある8団体が集まり、「薔薇を語る会」を立ち上げました。
もともと米子髙島屋は、本館の美術サロンで20年前から「薔薇ばらの会」による企画展を開いてきましたが、文化催事が生産現場をもっと刺激するようにという思いで、「薔薇を語る会」が組織化されました。〝スーパー農商工連携〟といったところです。森田さんによると、バラは生産に手間がかかるうえに、消費も減っており、生産者が激減しているそうです。
イベントの柱はバラにちなんだ合同美術展とワークショップです。創作人形の安部朱美さん、日本画の入江淑元さん、ボルタニアアートのいわたさいこさん、洋画の木村和範さん、書の森田尾山さんらが出品したほか、とっとり花回廊や米子バラ会なども写真などを展示しました。ワークショップは日替わりで立体ちぎり絵、グラスアートづくりなどの体験があり、石原数也さんはかんなで削った木片でコースターづくりを指導しました。
美術展会場はバラがあふれ、さまざまな形で表現されたバラの展示に、買い物客は足をとめて見入っていました。森田さんは「バラの花言葉は“情熱”。これからも情熱をもってバラの魅力を伝えていきたい」と熱く語っていました。