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2019年11月04日
次代へ伝えよう、ふる里のおどり―。鳥取県民踊指導者連盟(宮﨑恵子会長)は11月4日、鳥取市民会館で「民踊のつどい」を開き、およそ800人が全国の民謡、民舞を存分に楽しみました。
県民踊連盟は52年の活動歴があり、現在30団体215人が郷土鳥取県はじめ、全国の民踊を伝えています。今年のつどいには27団体170人が参加し、「ふるさとの民踊をたずねて」「つなごう郷土の踊り」「さあにぎやかに北から南へ」の3部に分かれて全21曲踊りました。
オープニングはベテラン指導者による「さんさ時雨」(宮城県)です。祝い唄にふさわしい留めそで姿で「ハア、メデタイ、メデタイ」でスタート。次いで火謡会(下田武司会長)の生歌生演奏で「花笠音頭」(山形県)、「安来節・女踊り」(島根県)が続きました。
戦後流行した「ドンパン節」の元唄になった「雫石のどどさい節」(岩手県)では、満員の客席は手拍子とおはやしの「ドンドンサイサイ」で大盛り上がり。仕草がこっけいな「吉四六音頭」(大分県)も会場の笑いを誘っていました。
2部は子どもたちの出番です。琴浦町の逢束盆踊り保存会はサイコロとばくの丁半踊りを披露し、岩美町の岩井ゆかむり保存会(小椋民子会長)と子ども教室のみなさんは、ひしゃくを手にお湯掛け踊りを紹介しました。国府町の宮ノ下小学校は地元に伝わる「因幡大津絵」を男傘で元気に舞いました。それぞれ客席から大きな声援をもらいました。
3部はソーラン節を皮切りに北から南へ、威勢の良い大漁節が続きました。フィナーレは貝殻節が流れる中、出演者全員が赤、青のはっぴ姿で登壇し、客席に感謝のお礼。華やかに、にぎやかに幕を閉じました。
宮﨑会長は「踊りの輪をさらに広げて、全国に伝わる民踊を次世代へつないでいきましょう。鳥取県の踊りも24曲、全国のみなさんが踊ってくれています」と話していました。