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2019年9月20日
鳥取市若葉台南6丁目の自主防災会(山田義則会長、220世帯)は長年の防災活動が認められ、防災功労者(団体)表彰を受けました。表彰式は9月20日、首相官邸であり、安倍首相から賞状などが贈られました。鳥取県の防災功労表彰は6件目、住民の自主防災会の受賞は初めてです。
新興住宅地・若葉台南6丁目の自主防災会は、平成2年から毎年2回、消防防災訓練を続けており、炊き出しや避難訓練のほか、住民の参加率を高めるため、親子対抗のバケツリレーや町内消火栓をめぐるスタンプラリーなどを行っています。併せて「ささえ愛マップ」をつくり、町内の要支援者の見守りも続けています。
山田会長によると、今年春、一人暮らしの要支援者宅の電灯がついていないことから民生委員と一緒に訪ねたところ、その人がトイレに倒れており、救出できたそうで、日ごろの訓練や声掛けの大切さを思い知らされたといいます。県消防防災課は「自分たちのまちは自分たちで守る。南6丁目の受賞を励みに、県内の自主防災会みなさんの活動が活発になるよう期待しています」と話していました。
ところで、山田会長は元国鉄職員で防災士。シニアバンクには得意の津軽三味線で登録されています。9月1には米子市新山の敬老会に招かれ、三味線にとどまらず、トランペット、キーボード、アルトリコーダーで「島人の宝」「リンゴ追分」「靴がなる」など8曲を演奏。伯備線を走る往年のSL3重連の動画も写し、参加者は「懐かしい」と大喜びでした。