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2019年8月05日
南部町教育委員会の恒例の夏休みこども短歌教室が7月29日と8月5日の2日間、町の公民館であり、今年も鳥取県歌人会会長の倉益敬さんから楽しみながら短歌をつくる「カンタンタンカ」の極意を学びました。
参加したのは会見小学校5年生の潮祐輝君と内藤真護君の2人。潮君は3年続けての参加、内藤君は初参加です。
潮君は昨年、大伴家持大賞に「けんだまで新しいわざ出来るまでなぞときみたいに楽しい時間」を応募し、見事入選に輝きました。やはり昨年、姉の潮帆乃香さんの歌「この夏におばあちゃんの文鳥のピーちゃん消えたかごを残して」も山上憶良短歌賞で入選し、姉弟そろって結果を出しました。今年は姉が南部中学校へ進み、潮君は友達を誘っての参加です。
昨年の公募コンテストでは、2年生ながら大伴家持大賞と米子市短歌祭に入選した山根りほさんもいましたが、残念ながら鳥取市への引っ越しで今年は不参加です。その山根さんから倉益さんにお礼の手紙が届きました。「短歌の面白さを友達にも広げていきたいです」。
倉益さんは「成功体験があると、やる気が出てきて、どんどん好きになるんです。近年は横並び意識が横行して、一人で挑戦させない親が増えています。スポーツも団体競技が人気です。文芸や芸術に親しむ子どもが減ってきたのが、とても残念です」と。
さて短歌教室です。倉益さんの指導法は、ふだんの暮らしや会話に出てくる言葉を書き留め、それを五七五七七の31文字でつないでいくやり方で、自己紹介でも特技でも趣味でも、何でもすぐに歌になってしまいます。初参加の内藤君もあっという間に4つほど歌をつくり、山上憶良短歌賞や鳥取県民短歌大会などに応募することにしました。結果が楽しみです。