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2019年7月28日
鳥取市の介護付き有料老人ホーム・吉方温泉友和苑(槇村直美苑長)で7月28日、納涼祭があり、安来節踊り師範の原孝幸さんが汗だくになって多芸披露、利用者に元気を届けました。
原さんは同市美萩野で暮らしていますが、長崎県出身です。芸事が好きで、松江市に単身赴任中、安来節の踊りをマスターしました。9年前からは三味線に夢中です。
この日も尺八、三味線、カラオケなどで「リンゴ追分」「貝殻節」「河内音頭」「関の五本松」などを次々に披露。地元の人でもあまり歌わない「賀露の舟唄」もアカペラで紹介しました。
見せ場は「ドジョウすくい」です。原さんによると、一文銭の鼻当てや豆絞りのほおかぶりはお面のようなもので、これをつけないとアガッてしまい、うまく踊れないそうです。そして踊る前に客席をめぐって握手するのも、いつもの習わしで、会場はおのずと一体となって「あら、えっサッサー」と盛り上がり、原さんのドジョウを追う腰つき、びくにドジョウを収めるニンマリ顔が一段とさえます。この日はびくから「ご長寿に乾杯!」という巻紙も取り出し、大受けでした。
原さんの芸は30分余り。あっという間でしたが、「納涼祭を盛り上げていただき、感謝です」(槇村苑長)と、みなさん大喜びでした。