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網代の資産は海        鳥取県漁協網代港支部女性部

2019年4月28日

 岩美町の網代港で4月28日、板わかめの復活を目指した「ワカメフェス」が開かれ、世界最大の板わかめづくりや地元魚介類の6次産業化イベント、山陰海岸ジオパークのPRなどがありました。シニアバンク登録の鳥取県漁協網代港支部の女性部もがんばりました。
 「ワカメフェス」は地域おこし協力隊の提案で誕生しました。かつて網代の特産品だった板わかめ。その生産者が1軒だけになってしまったため、有志でワカメ部(則定希部長)をつくり、復活・再生させる旗を揚げました。これに呼応したのが県漁協網代港支部や地元自治会など。世界最大の板わかめをつくることになり、「ワカメフェス」実行委員会(清水博委員長)を結成するとともに、イベント費用30万円をクラウドファンディング(インターネット活用による資金調達)で集めました。
 イベントの開会式で清水委員長は「網代の資産は海。獲れたものを加工して売る。本来の生業を活発にしていきましょう」と呼びかけました。板わかめ復活の〝のろし〟は網代港全体に広がり、イベント会場には地元産の魚介類や野菜、山菜、それらの加工品などが並び、大勢の人でにぎわいました。そして約30kgのワカメを使って、畳4枚分の板わかめを仕上げました。
 ところで、網代港には県漁協網代港支部の女性部(下根鈴江部長)が運営する漁村カフェ「なだばた」があります。平成29年春にできました。地元魚介類をよく知るお母さんたちが、安くておいしい定食などでおもてなしをしています。港町なので井戸端ならぬ灘端。みんなが寄ってきてカニ丼のころには連日、行列ができる人気店で、6次産業化の気風あふれるところです。
 「ワカメフェス」でも下根部長など6人がワカメしゃぶしゃぶを無料でふるまうとともに、ワカメご飯やワカメパン、ハタハタフライなどを販売し、イベントを元気づけました。「なだばた」のメニューに板わかめが登場する日も近そうです。

ワカメしゃぶしゃぶを振る舞う県漁協網代港支部女性部のみなさん

世界最大の板わかめ見学が大にぎわい

大にぎわいの板わかめフェス

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