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2019年1月25日
鳥取県社会福祉協議会は1月25日、倉吉市の倉吉体育文化会館で福祉学習指導者のスキルアップ講座を開き、福祉レク・ネットワーク代表の玉木純一さんから「楽しいを伝え、笑顔を引き出す」コツを学びました。
講座には県内の高校教師や保育士、児童指導員、介護士、公民館職員など約30人が参加し、体験を交えてレクリエーションの意義や進め方などを学びました。講師の玉木さんは元高校教師で県レクリエーション協会副会長。レクリエーションやコミュニケーションについて、年間160回ほど県内外で講演している第一人者で、高齢者向けの脳トレグッズ「色合わせドミノ」を開発し、話題を集めています。この日の講座にも登場。参加者は体験し、楽しみました。
講義のなかで玉木さんは、レクリエーションは「楽しさやふれあいを体験しながら、人間性豊かな人づくりや心身の健康づくり、いきいきとした地域づくりに役立つ」と説き、そのプログラムづくりや心構えを伝えました。基本になるのは、①話す力②聴く力③表現力④人間関係づくり⑤感じ取る力⑥相手の立場を考える力―などのコミュニケーション力だと強調しました。
レクリエーション体験もあり、玉木さんが子どものカードゲームをヒントに考案した「色合わせドミノ」も体験しました。9色で色分けした45個のパイを並べて、手持ちパイがなくなる早さを競うゲームで、駆け引きもでき、「楽しい」「面白い」「頭を使う」と好評だそうで、全国各地の高齢者施設や子ども会などから注文がきているといいます。玉木さんは「パイを混ぜるので手指を刺激し、場の状況を確認するので脳を刺激し、勝ち負けがあるのでやる気や意欲が高まります」と効用を解説していました。
※写真上:玉木純一さん