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倉吉市公民館まつり    小鴨地区振興協議会太一車歴史文化部会とその仲間たち・林かおるさん

2018年12月08日

 倉吉市の公民館まつりが倉吉未来中心であり、市内13の地区公民館が日ごろの活動成果を発表、交流しました。12月8日にはステージ発表があり、シニアバンク登録の小鴨地区振興協議会の太一車歴史文化部会とその仲間たちが郷土が誇る中井太一郎の顕彰劇を演じるとともに、ジャズピアニスト・林かおるさんもゲスト出演し、テネシーワルツなどを披露しました。
 公民館まつりは倉吉市公民館連絡協議会(松井幸伸会長)と倉吉市教委の共催で、今年で30回目。会場の倉吉未来中心のアトリウムには書道や絵画、手芸など約400点の作品が並び、大ホールでは各公民館が趣向を凝らした演芸を繰り広げました。
 このうち、小鴨地区は総勢30人余りのスタッフで日本近代農業の父・中井太一郎をテーマにした寸劇を披露、田の草取りの歌「太一車」を発表しました。団長・小原勝美さん、振り付け・冨田厚子さん、太一車作詞・北村隆雄さん、コーラス隊代表・青木千秋さんなどのスタッフでおよそ50日間、舞台進行を練り、練習を重ねてきたといいます。歌のメロディーはあの替え歌「おたまじゃくしはカエルの子」や「権兵衛さんの赤ちゃん」などでおなじみのアメリカ民謡・リパブリック讃歌です。
 歌は「田の草ほーんによー伸びる」と田の草取りの重労働を嘆きます。それを解消したのが太一車。「コロコロコロ泥の中、立って押すだけよー取れる。これで秋には豊作だ」と歌い上げています。その米で小鴨地区のみなさんは、「太一のき餅」という名物づくりに乗り出しているほか、アフリカ大陸での米づくりに太一車が活躍していることを追い風に、太一郎のテレビドラマ化の運動を進めています。
 この日の顕彰劇も地区住民が一体となり、「すばらしい」と好評でした。
 公民館まつりには倉吉市の林かおるさん(ピアノ)と湯梨浜町の高田拓人さん(バイオリン)がゲスト出演。デュオで「A列車で行こう」「情熱大陸」などを4曲を披露し、会場から大きな拍手を集めました。 

 ※写真下:倉吉市公民館まつり(倉吉未来中心)

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