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漆苗木の植樹と防獣柵設置に汗を流す   佐治漆研究会

2025年11月22日

 漆の一大産地で、その品質は「天下一品」と評されていた鳥取市佐治町で、漆産業の再興に取り組む佐治漆研究会(会長谷口輝男さん)主催の催しがありました。2016年に設立された同研究会では漆の森の造成・拡大と栽培技術や漆掻き技法の継承、将来的には特産品づくりを目指して活動しています。
 11月22日には「佐治漆の森を作ろう~佐治漆植林・管理体験~」があり、地元の方や県東部の方々、鳥取環境大学の学生等が集まり、苗木の植樹や防獣柵の設置に汗を流しました。
 佐治漆の森Ⅰには約500本の漆が植林されており、隣接する土地に50本の苗木を植えました。クマザサを刈り取った緩い傾斜地にスコップで30㎝ほど穴を掘り、殺菌性が高く肥料にもなる竹炭を混ぜ込みながら植えました。その後、鹿や猪の侵入を防ぐための防獣柵を鉄筋を支柱にして設置しました。2時間弱の作業でしたがかなりの重労働で、20人の参加者はふうふう言いながらも「お役に立ててよかった」と、貴重な体験に感謝していました。
 作業を終え佐治保健センターに向かい昼食です。メニューはすっかりおなじみになった「漆鶏(オッタク)」です。太さが2、3㎝の漆の枝を煮込みエキスを取り、鶏肉、ネギ、生姜、人参などを入れたスープはあっさりしていて滋養強壮効果は抜群です。炊き立ての新米とキムチ、韓国のりのメニューに舌鼓を打ちました。
 この後講演会があり鳥取大学名誉教授の山本福壽さんは、森には木材等の物質生産、快適環境形成、水源涵養等の8つの多面的機能があるが「植林をしても60年は収入がない。そして管理を徹底しないと木は育たない」「その間に収入を得ることが必要で、漆栽培も一つの試み」とお話されました。
 植樹と防獣柵設置で汗をかき、おいしい漆鶏スープを味わい、森の学習で知識を広げ大満足の参加者でした。

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