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百歳、いきいきと昔話を語る   中嶋須美子さん

2025年8月23日

 「鳥取県に伝わる昔話を聞く会」が8月23日、鳥取県立図書館でありました。お話は大正13年生まれ、百歳を超えますますお元気な中嶋須美子さんです。
 今回のお話は4題、最初のお話は「打吹山の天人女房」です。昔々伯耆の国では雨が降らず田畑はカラカラに干上がっていました。そんななか天から降りてきた天人は衣を岩の上に脱いで水浴びをしていました。それを見つけた木こりは「きれいな衣だ、家の宝にしよう」と持ち帰ってしまいます。
 衣がないと天に帰れない天人は困ってしまい民家を探しまわります。木こりに言い含められ、仕方なく天人は女房になり二人の子どもをもうけます。楽しく過ごしていましたが、ある時、隠してあった衣を見つけました。帰れる喜びに天人は天に舞い上がりますが、子どもたちは「おっかさーん、おっかさーん」と呼びながら笛や太鼓を奏でます。悩んだ天人ですがとうとう天に帰ってしまいました。伯耆の国、打吹山にまつわる昔話です。
 このほか、「川うそと狐」「舌切り雀」「竜宮のつり鐘」のお話をされました。中嶋さんの語り口は表情豊かで流暢、聴衆のみなさんはどんどん引き込まれていき、楽しそうでした。
 中嶋さんは「一生懸命に心を込めて語らせていただきました。毎月図書館で聞く会をできるのは私の宝物、続けていきたい」とおっしゃっていました。終了後には中嶋さんのところに集まり、初めて中嶋さんにお会いする方も旧知の知り合いの方も楽しく団らんされていました。
 中嶋さんのお話を納めた2枚組CD「中嶋須美子の語るふる里とっとりの民話」が図書館にあります。次回は9月27日(土)、午後2時から県立図書館であります。
詳しくは鳥取県立図書館 電話0857-26-8155にお問合せください。

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