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ステンシルの工作を楽しみました   米子ものづくり道場

2025年1月25日

 鳥取県米子市児童文化センターで1月25日、米子ものづくり道場(代表中本幸子さん)主催の「手づくりのへや ステンシルを楽しもう」があり、多くの親子でにぎわいました。先生は清水啓子さんです。
 ステンシルとは、絵柄や文字を切り抜いた型を当て、上からインクやペンキなどの塗料を塗り、模様を描く技法です。準備されていた材料は、清水さん手づくりのステンシルの型、アクリル絵具、絵具をつけるステンシル用のペン、型がずれないように固定するためのマスキングテープなどです。
 まず、清水さんから制作手順の説明があり、その後時間をかけてペンの使い方を学習しました。絵具はポンポンとつけゴシゴシしないこと。輪郭から塗りはじめて中になるほど薄くすること、こうすれば「かすれ」ができて立体感のあるきれいな作品に仕上がります。子どもたちは清水さんのアドバイスを聞きながら何度もチャレンジしていました。
 作品は木製の小物入れに描きます。側面4面に4から8個の絵を描いていきます。用意されていたステンシルの枠はイルカ、小鳥、目覚まし時計、クワガタムシ、クマ、金魚、ウサギなど約60種類。「いくつあるのか数えたことはない」と清水さんは言われていましたが、持参されたものだけでもこれだけありました。
 一つの絵で使うステンシルは2~4個です。アクリル絵具は色が混ざることは少なく、例えばイルカの場合、まず水色でイルカを描き、お腹は白色、目は黒色と3つのステンシルを使います。これを8つ描くには相当の時間が必要ですが、子どもたちは飽きることもなく、私語もなく集中して静かな制作風景でした。「勉強もこれくらい集中してくれたら」とお母さん。清水さんは「どこでやってもステンシルは熱中します。難しいですが面白いんでしょうね」と話していました。
 最後に子どもたちへの感想を聞くと、「満足した?」には全員にっこり、「簡単だった?」には困った顔をしていました。「おもしろかった?」には、うんうんとうなづいていました。
 米子ものづくり道場は年間を通して米子市児童文化センターで活動されています。親子で楽しいひとときが過ごせ、手作りの作品は持ち帰り各家庭で大切にされると思いました。

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