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2024年8月07日
鳥取県立生涯学習センター(ふれあい会館)で、ランチタイムイベント「エンジョイ尺八コンサート」が8月7日に開催され、鳥取エンジョイ尺八倶楽部の皆さんによるコンサートを楽しみました。
鳥取エンジョイ尺八俱楽部は都山流尺八師範本城義照さんの主宰で活動している尺八教室です。本城さんは「TERU巧山」としてソロ活動もしていらっしゃいます。尺八の「強さと艶やかさ」に魅せられ約50年のキャリアがあり「古典的な演奏をイメージする尺八ですが、その音色を活かしたポップスや歌謡曲、演歌、JAZZ演奏も格別」と言われます。
本日の演目は、「オーバーザレインボー 虹の彼方に」「イエスタデー」「待つわ」「旅人よ」「人生に涙あり」等7曲、どれもお馴染みの曲で来場者は手拍子したり体をスウィングさせたりしながら、普段聴く機会が少ない尺八の音色に魅せられていました。
メンバーは4人、6年から10数年のキャリアです。本城さんの軽妙なお話を交えながら進むコンサートは奏者と聴衆が一つになり和やかなものでした。このコンサートを目当てに集まった人、ふれあい会館で働いている人、用事を終え立ち止まって聴いている人、レストランでランチを召し上がった人などさまざま、ふれあい会館のロビーが会場ですが、こういうのもありだと思いました。
教室の新入生は、まず塩化ビニール製の水道管でこしらえた尺八もどきで練習するそうです。「それなりの値がする」のが主な理由ですが、どうしてどうして、結構いい音がでるので皆さん驚いていました。
コンサート終了後には奏者の周りに集まり、塩ビ製尺八のことや、尺八のドレミの出し方などを熱心に聞いていました。もっと伝統的な楽器が身近になるといいですね。