とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」
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笑いは人生の宝   落語家 六代目桂文吾さん

2024年4月17日

 麒麟のまちアカデミー 鳥取市尚徳大学合同学習が4月16日、鳥取市文化ホールであり落語家六代目桂文吾さんが「笑いは人生の宝~お話とちょこっと落語と踊り」で参加者と楽しいひと時を過ごしました。
 まずは講演「笑いは人生の宝」です。「笑わない人が多くなり、おかしな世の中になっていますが、笑っただけで健康になり人生を豊かにする」と始まりました。酸素をたくさん吸い込むと良いことがあるが、それには大きな声で笑うのが一番と言います。「ストレスがたまると交感神経が刺激されて人はおかしくなる。笑うことでたくさんの酸素を吸い込み副交感神経が刺激されるとドーパミンやエンドルフィンが出て頭がすっきりする」「3秒間大きな声で笑えば、深呼吸5、6回と同じ量の酸素が取り込める」と講釈します。
 そこで、会場の皆さんと笑う練習が始まりました。皆さんが恥ずかしがって乗ってこないと思いましたが「ワッハッハ、ワッハッハ」と大声が出ており、大いに副交感神経が刺激されたようです。
 次は盗人の落語です。小料理屋の今日の儲けは94,600円と大繁盛、それを聞いていた盗人は「94,600円をよこせ」といい刃物を振り回し、まんまとせしめます。店は鯉料理屋で、無性に食べたくなりコース料理を注文し、地酒が進みます。鯉こくから始まり鯉の糸造り、鯉の飴炊き、鯉煎餅を食する様子を扇子一つで演じますが、会場の皆さんは桂文吾師匠の仕草に感心し芸に引き込まれていきます。酔っぱらいは師匠の十八番(おはこ)、ここから落ちに向かいますがここまでにしておきます。
 最後は舞扇子を使い「人生海峡」を踊りました。役者としても活躍していた師匠の踊りは、とても86歳とは思えない、まさに生涯現役の姿でした。

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