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寸劇:小鴨歌合戦の取組検証   小鴨シニアクラブ協議会

2024年2月21日

 鳥取県倉吉市小鴨コミュニティーセンターで2月21日、おがもカフェ(主催小鴨シニアクラブ協議会 代表北村隆雄さん)が開催されました。
 まず、今年鳥取県で開催される「ねんりんピックはばたけ鳥取2024(10月19日から4日間)」の説明が、鳥取県老人クラブ連合会事務局柳谷洋子さんからありました。ねんりんピックは60歳以上の高齢者を中心にスポーツや文化活動の交流等を通じ、世代を超えて交流の輪を広げる健康と福祉の総合大会です。このなかで「地域文化伝承館」は10月19日から21日まで米子コンベンションセンターで開催されます。柳谷さんは「鳥取県の地域文化を体験できる貴重な機会です。踊りや歌の発表や体験ブースもあります。是非ご家族でお越しください」と、その魅力を伝えていました。
 次に、鳥取看護大学准教授小石真子さんの「寸劇:小鴨歌合戦の研究発表」がありました。鳥取看護大学及び鳥取短期大学は小鴨シニアクラブ協議会が行う事業に協力して取り組んでいますが、小石さんはその効果を分析し関連学会で発表されています。寸劇小鴨歌合戦は昨年10月にさんさんプラザ(倉吉市)で発表されましたが、何度も打ち合わせをし練習を重ねたそうです。
 小石さんは同協議会の活動を調査し、継続した取組のために必要なポイント、そのための工夫、課題、そして寸劇出演者への面接等により、総合的に同協議会の取組成果を検証しました。特に興味深かったのは寸劇参加者の関係性です。地域で活動する共通点のほかに、日常的な深い人間関係や、おがもカフェなどで形成される発表と交流の機会創出が原動力になっているように感じました。両大学や行政機関等の協力支援も大きな力です。
 考察では「参加者は寸劇に参加することで自信になり、グループやサークルでの主体的な活動に広がる」と言われています。尽きることのない北村会長のアイデアとそれを実現するカタチが小鴨地区に出来上がっています。
 小石さんは、この日の成果発表を次の学会で発表予定とのことです。今後の小鴨地区の取組に注目です。
写真の説明:小石真子准教授、北村隆雄協議会長、県老連柳谷洋子さん、おがもカフェの様子です。

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