2023年12月10日

　みささ町かがやく子どもフェスティバル2023が12月10日、鳥取県三朝町総合文化ホールで開催されました。
　ＮＰＯ里山地域研究会（理事長小椋千秋さん）は、子ども達と保護者の方々を対象に1年を通して毎月、三朝町の自然体験と遊びで学ぶ「みささ青空体験塾（塾長吉田定夫さん）」を開催しており、「ノコギリで丸太切り競争！」を企画、大騒ぎなイベントとなりました。この日のために山から丸太を切り出したりノコギリを準備したりと、研究会のみなさんは子ども達に楽しんでもらおうと張り切っていました。
　直径約10～15㎝の丸太を刃の長さ30㎝のノコギリを使い挑戦します。真剣な表情、笑顔、声援であふれました。「がんばって」「押すときは力はいらん。引くときに力を入れて」と大声援です。小さな子ども達はお父さんや研究会の人たちに教えてもらいながらがんばりました。天候に恵まれ気温は20度まで上昇、額には汗がにじみ、手を休めながらも一層力が入ります。会場は大声援に包まれ熱戦を楽しみました。
　みささ青空体験塾に参加した塾生の子ども達の活動発表もありました。4月の開校式・運動会から始まりバーベキュー、田植え、山羊との交流、竹林整備、手作りの竹製飯ごうでの炊飯体験、森林整備、稲刈り、芋掘りなど楽しかった体験を発表し、お世話になったみなさんへのお礼の言葉もありました。「田んぼの土は気持ち悪かった」「バーベキューは家でもするけど、外で、みんなと食べるとすごくおいしかった」「飯ごう炊飯は火加減が難しかったけどご飯はすごくおいしかった」など、子どもらしい感想も聞かれました。
　このほか、ステージイベントでは鳥取短期大学・鳥取看護大学学生によるパフォーマンスや無声映画「三朝小唄」を語り隊によるカツベン、体験コーナーでは竹灯り制作、親子科学教室などがありました。全部で３０ほどのイベントが開催され一日中、笑い声で包まれた楽しいフェスティバルでした。