2023年11月26日

　ＮＰＯ西部ろうあ仲間サロン会（理事長森田忠正さん）主催の第5回秋まつり2023が11月26日、米子市加茂公民館でありました。西部ろうあ仲間サロン会は米子市旗ケ崎の古民家を改修した拠点を中心に、地域交流事業やろう者の集まり、手話deボッチャ等の事業を行っています。
　秋まつりは、聞こえる人と聞こえない人の交流を目的に年に1回開催していますが、近年はコロナの影響で開催できませんでした。
開会後、屋外で魂の肉体表現者ジロー今村さんのパフォーマンスを楽しみました。もちろん手話通訳つきです。ろうあ者で弱視の方がおられ、隣の席でその方のために手話通訳をしている方がおり、丁寧に対応されていることに感激しました。
公民館内ではろう者のメンバー手作りの手話型のクッキーの販売や小物販売、手話カードゲーム、BAGGO（バッゴー）などを楽しんでいました。
　手話deビンゴ（初心者向け）はバナナ、台風、読書等の35の単語から参加者はランダムに選び、ビンゴ用紙に書き込みます。そして単語を選ぶのはろう者の方の役割で、みなさんは手話で表す単語が何か想像します。そして自信のある方が発表し、あっていれば拍手がおこります。動きから単語が想像できるよう工夫されていました。手話を身近に感じるすばらしいゲームでした。
　集まったみなさんはろう者とその家族、西部ろうあ仲間サロン会の活動の支援者、大勢のボランティアのみなさんにご近所の方々など、多くの方々の参加と協力で楽しい秋まつりでした。
　西部ろうあ仲間サロン会のパンフレットには「まちの『おうち時間』をつくります」とあります。我が家にいるような和やかなひと時を過ごせる居場所づくりに取り組んでいらっしゃいます。