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初めてのちぎり絵体験   ちぎり絵作家 森 文江さん

2023年9月27日

 「和紙で味わう、ちぎり絵の魅力」、9月27日に鳥取市浜村地区公民館主催の初心者向けちぎり絵体験教室がありました。講師は鳥取和紙ちぎり絵サークル代表の森文江さんです。
 参加者が選んだ作品は春の桜と紅葉の2種類で、森さんが作られた見本を参考に作業を進めていきました。ちぎり絵専用の和紙は青谷、飛騨、土佐産のもので、用途により紙の厚さや漉き方が異なります。産地により特長があるそうです。
 まず、森さんの周りに集まり「和紙は繊維部分を千切る、そしてその形を生かす」「重ねることにより濃淡や遠近を表すことができる」「糊はつけすぎないこと、光ってしまう」ことなどを実演を交えて教えていただき制作開始です。
 春の桜の制作で苦心するのは、全体のバランスを考えながら幹、枝を配置し、花は白系、ピンク系の数種類の和紙を重ねて濃淡、遠近を表します。黒色の台紙を適度に残すことが初心者には難しそうでした。
 紅葉は幹、枝を配置するところは同じですが、黄色系と紅系の和紙を重ねて濃淡、遠近を表すのが難しいようで「風の向きを想像しながら千切って貼るんだけど、流れがねえ」と思い通りにいかず首をかしげて困り顔の方もいらっしゃいました。
いずれも和紙を重ねることにより自然な風景を作り上げる技法は経験の積み重ねが必要なようです。
 森さんは参加者を回りながら指導し、お手本に実演して教室は進みました。参加者からは「ちぎり絵は初めてだけど、公民館でいろんな手作り作品に挑戦しているので楽しい」「先生の指導がなければ難しいだろうなあ」「意外とできた。大満足」などの感想がありました。
 「ちぎり絵の良いところは初心者でも作品ができるところ、多くの方に体験してもらいたい」と森さんはおっしゃっていました。
 写真の説明:森文江さん、教室の様子、出来上がった作品です。

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