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モノクロの世界を探求   写真家・写真作家 安養寺亨さん

2023年9月23日

 一般社団法人日本写真作家協会会員、一般財団法人植田正治写真美術財団理事の写真家安養寺亨さんの写真展が9月20日から25日まで、鳥取県伯耆町の植田正治写真美術館でありました。
 ここ15年ほどのテーマはモノクロ、それもスクエア(正方形)の作品に傾注していらっしゃいます。「おもしろいから」だそうです。「カラー作品とモノクロ作品では撮り方の視点が全く違う」そうで、コロナのために撮影もままならず、以前に撮影したカラー写真をモノクロ作品にすることを試みたが「できなかった」と言われます。「コロナのために撮影旅行、展示会の開催が難しく、意欲が下がってしまう仲間も多かった」と話されていました。
 「デジタルカメラの登場で作品制作の幅が大きく広がった」、例えば「主役の雲を強調したい場合には空を黒っぽく加工し雲を際立たせる」そうです。
 「植田先生は作品のデッサンを大切にし、枕元にスケッチブックをおき、アイデアが浮かぶと書き溜めていた」そうです。安養寺さんがデジタルの技法を活用して納得のいく作品づくりを目指すことも探求の一つだと感じました。
 自宅でプリントアウトされますが、プリンターは写真に適したものを、用紙は国産外国産を含め多種多様、そのなかから最適な紙を選択するのも苦心され、写真に対する好奇心と探求心は際限なく続いているようです。「結局は自己満足なんですけどね」と言われた言葉が印象的でした。安養寺さんの作品は次のURLからご覧いただけます。
https://toru-photo.myportfolio.com/torus-eye

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